企業ホームページを制作するとき、

「何ページくらい作ればいいですか?」

「5ページくらいあれば十分ですか?」

「会社のホームページなら10ページくらい必要ですか?」

と聞かれることがあります。

しかし、企業ホームページに必要なページ数には決まった正解がありません。

会社案内を中心としたホームページであれば5〜6ページ程度でも十分に役割を果たすことがあります。

一方で、サービス、採用、制作実績、商品、店舗、求人、コラムなど多くの情報を掲載する企業サイトでは、数十ページ、数百ページになることもあります。

サイトの規模によっては、1,000ページを超えることも珍しくありません。

つまり、

「企業ホームページは何ページ必要か?」という質問に、5ページや10ページと一つの数字で答えることはできません。

大切なのは、

誰に、何を伝えるためのホームページなのか

を考えることです。

必要な情報を整理し、それを分かりやすくページに分けた結果として、ホームページのページ数が決まります。

この記事では、企業ホームページのページ数をどのように考えればよいのか、目的や事業内容ごとに解説します。

企業ホームページのページ数に正解はない

「企業ホームページなら最低5ページ必要」

「10ページくらいあれば十分」

といった目安を見かけることがあります。

確かに、小規模な企業ホームページでは5〜10ページ程度で構成されているケースもあります。

しかし、これはあくまで結果です。

最初に、

「6ページ作ろう」

と決めてから情報を当てはめるのではなく、

  1. ホームページの目的を決める

  2. 誰に見てもらうかを考える

  3. 必要な情報を洗い出す

  4. 情報を分かりやすく整理する

  5. 必要に応じてページを分ける

という順番で考えたほうが自然です。

例えば、会社の存在を確認してもらうことが主な目的のホームページと、SEOから毎月問い合わせを獲得することを目的としたホームページでは、必要な情報量がまったく違います。

当然、必要なページ数も変わります。

会社案内が目的なら数ページでも成立する

ホームページの目的が、

「会社名で検索されたときに、どんな会社なのか分かればよい」

というものであれば、大規模なホームページは必要ない場合があります。

例えば、

  • TOPページ

  • 事業内容

  • 会社概要

  • 採用情報

  • お問い合わせ

といった5ページ程度の構成です。

事業内容によっては、

  • TOPページ

  • サービス紹介

  • 会社概要

  • アクセス

  • お問い合わせ

という構成でも十分です。

このようなホームページは、

  • 名刺を受け取った人が会社を調べる

  • 取引先が会社情報を確認する

  • 紹介された見込み客が検索する

  • 求職者が会社を見る

  • 金融機関や取引先が事業内容を確認する

といった使われ方が中心になります。

必要な情報が伝わるのであれば、無理にページを増やす必要はありません。

問い合わせ獲得が目的ならページ数は増えやすい

一方、ホームページから問い合わせを増やしたい場合には、必要な情報が増えます。

例えば、3つのサービスを提供している会社があるとします。

単純に、

「サービスA・B・Cを提供しています」

と紹介するだけなら1ページでも掲載できます。

しかし、見込み客が問い合わせを判断するためには、

  • どんなサービスなのか

  • どんな人や会社に向いているのか

  • どんな課題を解決できるのか

  • どのくらい費用がかかるのか

  • 依頼するとどんな流れになるのか

  • 他社と何が違うのか

  • 実績はあるのか

  • よくある質問

など、より詳しい情報が必要になることがあります。

その場合、

  • TOP

  • サービス一覧

  • サービスA

  • サービスB

  • サービスC

  • 特徴

  • 実績

  • 料金

  • FAQ

  • 会社概要

  • お問い合わせ

と分ければ、それだけで10ページ以上になります。

つまり、

問い合わせを増やすためにページを増やすのではなく、問い合わせを検討する人に必要な情報を用意した結果、ページ数が増える

という考え方です。

複数の事業を展開している会社はページ数が増えやすい

会社の規模だけでページ数が決まるわけでもありません。

社員数が少なくても、複数の事業を展開していればページ数が多くなることがあります。

例えば、

  • 建築

  • 不動産

  • リフォーム

  • 土木

  • 住宅設備

を行っている会社の場合です。

すべてを「事業内容」という1ページにまとめることもできます。

しかし、それぞれの事業について詳しく紹介するのであれば、

  • 建築事業

  • 不動産事業

  • リフォーム事業

  • 土木事業

  • 住宅設備事業

と個別ページを作ったほうが分かりやすくなります。

さらに、

  • 各事業の実績

  • 対応サービス

  • 料金

  • 対応エリア

  • FAQ

などを用意すれば、ページ数はさらに増えます。

そのため、

会社の大きさより、事業内容や掲載する情報の複雑さのほうがページ数に影響する場合があります。

採用を重視する会社では採用ページも増える

採用がホームページの重要な目的であれば、採用関連のコンテンツを充実させる必要があります。

例えば、

  • 採用TOP

  • 仕事内容

  • 職種紹介

  • 社員インタビュー

  • 1日の仕事の流れ

  • 福利厚生

  • 教育制度

  • 社内の雰囲気

  • 数字で見る会社

  • FAQ

  • 募集要項

  • エントリー

などです。

「採用情報」という1ページだけでも求人募集はできます。

しかし、

「どんな人が働いているのか」

「入社したらどんな仕事をするのか」

「どんな会社なのか」

まで伝えたい場合には、ページを分けたほうが情報を整理しやすくなります。

採用活動にホームページをどこまで活用するかによっても、必要なページ数は変わります。

SEOに取り組むとページ数は大きく増える

SEOを本格的に行う場合には、ホームページのページ数が継続的に増えていきます。

例えば、

  • サービス詳細

  • FAQ

  • お客様事例

  • 専門用語の解説

  • 比較記事

  • 課題別の記事

  • 業種別の記事

  • コラム

  • ノウハウ記事

などです。

最初の固定ページが10ページ程度でも、毎月数本の記事を公開していけば、数年後には100ページを超えることがあります。

例えば月4記事を3年間公開すれば、それだけで144記事になります。

さらにサービスページ、事例、会社情報などを加えれば、サイト全体ではさらに多くなります。

だからといって、

「SEOをするなら100ページ必要」

という意味ではありません。

検索している人が必要としている情報を継続的に追加した結果として、ページ数が増えていくということです。

企業サイトが1,000ページを超えることもある

企業ホームページというと、数ページから数十ページ程度を想像するかもしれません。

しかし、サイトによっては1,000ページを超えることもあります。

例えば、

メーカー

商品ごとにページがある場合、

  • 商品A

  • 商品B

  • 商品C

  • 商品D

と商品数に応じてページが増えていきます。

数百種類の商品を扱っていれば、それだけで数百ページになります。

不動産会社

物件ごとにページを作れば、掲載物件が増えるほどページ数も増えます。

求人サイト

求人1件ごとにページがあれば、数千件の求人を掲載しているサイトでは数千ページになります。

多店舗展開している会社

店舗ごとに、

  • 店舗情報

  • アクセス

  • 営業時間

  • サービス

  • スタッフ

などを掲載する場合、店舗数に応じてページが増えます。

メディア・コラム

何年も記事を公開し続けているWebサイトでは、記事だけで数千ページになることがあります。

つまり、

企業ホームページのページ数は、5ページから数千ページまであり得ます。

だからこそ「企業サイトの適正ページ数」を一つの数字で示すのは難しいのです。

1,000ページを一つずつ手作業でデザインするわけではない

ここで、

「1,000ページも制作したら、とんでもない制作費になるのでは?」

と思うかもしれません。

しかし、大規模なWebサイトでは、すべてのページを一つずつゼロから作るわけではありません。

例えば「施工事例」という共通のページデザインを用意し、

  • タイトル

  • 写真

  • 地域

  • 工事内容

  • 説明

  • 完成年月

などをCMSへ登録すると、自動的に施工事例のページが生成される仕組みにできます。

同じように、

  • 商品

  • 求人

  • 店舗

  • スタッフ

  • 不動産物件

  • お知らせ

  • コラム

なども共通フォーマットで増やすことができます。

WordPressなどのCMSが使われる理由の一つでもあります。

そのため、ホームページの規模を考えるときには、

制作時に用意する基本ページ

と、

公開後に蓄積していくページ

を分けて考えることも重要です。

ページ数と情報量は同じではない

ホームページを考えるうえで、もう一つ重要なのが、

ページ数と情報量は必ずしも同じではない

ということです。

例えば3つのサービスを提供している会社なら、

1ページにまとめる方法

「サービス紹介」というページの中で、

  • サービスA

  • サービスB

  • サービスC

を紹介する。

個別ページに分ける方法

  • サービス一覧

  • サービスA

  • サービスB

  • サービスC

と分ける。

掲載する情報量が同じでも、ページ数は変わります。

サービスごとの説明が短ければ、1ページにまとめたほうが読みやすいこともあります。

反対に、それぞれについて詳しく説明するのであれば、ページを分けたほうが利用者は情報を探しやすくなります。

重要なのは、

何ページあるかではなく、情報が分かりやすく整理されているか

です。

1ページが長ければいいわけでもない

ページ数を減らそうとして、すべての情報を1ページへ詰め込むのも必ずしも正解ではありません。

例えばサービス内容、料金、採用、会社概要、事例、FAQなどをすべてTOPページに掲載すれば、1ページでも大量の情報を載せることはできます。

しかし、情報量が多くなりすぎると、

  • 欲しい情報を探しにくい

  • ページが非常に長くなる

  • サービスごとの説明が分かりにくい

  • 検索結果から適切な情報へ直接誘導しにくい

といった問題が出ることがあります。

逆に内容がほとんどないのに、無理に10ページへ分割する必要もありません。

情報量と読みやすさのバランスを考えてページを分けることが重要です。

ページ数を増やせばSEOに強くなるわけではない

「SEOのためにはページ数を増やしたほうがいい」

と考えることもあります。

しかし、ページを増やすこと自体がSEO対策になるわけではありません。

例えば、

  • 静岡市向けサービス

  • 藤枝市向けサービス

  • 焼津市向けサービス

  • 島田市向けサービス

というページを大量に作っても、地名以外の内容がほとんど同じであれば、利用者にとって有益とは限りません。

同じように、内容の薄い記事を大量に公開しても、必ずしも検索からのアクセスが増えるわけではありません。

SEO目的でページを作る場合にも、

そのページ単体で検索する人にとって役に立つ情報になっているか

を考える必要があります。

ページ数は目的ではなく、必要な情報を追加した結果です。

最初から大量のページを作る必要はない

将来的に大きなホームページへ育てたい場合でも、最初から50ページや100ページを制作する必要があるとは限りません。

例えば、最初は、

  • TOP

  • サービス

  • 特徴

  • 会社概要

  • 採用

  • お問い合わせ

など、必要な基本情報を掲載する。

公開後に、

  • FAQ

  • 制作実績

  • スタッフ紹介

  • 新しいサービス

  • 採用コンテンツ

  • コラム

などを追加していく方法があります。

特に開業直後や新しい事業の場合には、サービス内容そのものが変わることもあります。

そのため、

まず必要なホームページを公開し、その後事業に合わせて育てていく

という考え方もあります。

ページ数を決める前に「誰が見るのか」を考える

ホームページの構成を考えるときには、ページ数より先に、

誰がこのホームページを見るのか

を考えます。

企業ホームページを見る人には、

  • 新規顧客

  • 既存顧客

  • 取引先

  • 求職者

  • 金融機関

  • 協力会社

  • メディア

など、さまざまな人がいます。

その中でも特に誰を重視するのかによって、必要な情報が変わります。

例えば採用を重視するなら、求職者向けの情報を厚くする必要があります。

問い合わせ獲得を重視するなら、サービス内容、特徴、料金、実績などが重要になります。

会社の信用確認が中心なら、会社情報や事業内容が分かれば十分な場合もあります。

だからこそ、

「何ページ作るか」より先に、「誰に何を伝えるか」を決める

ことが重要です。

目的別に考えるホームページのページ構成

企業ホームページのページ数を考えるときは、目的別に考えると分かりやすくなります。

会社案内・信用確認が目的

例えば、

  • TOP

  • 事業内容

  • 会社概要

  • 採用

  • お問い合わせ

など。

比較的小規模な構成でも成立します。

問い合わせ獲得が目的

例えば、

  • TOP

  • サービス一覧

  • サービス詳細

  • 特徴

  • 料金

  • 実績

  • FAQ

  • 会社概要

  • お問い合わせ

など。

サービス数に応じてページが増えます。

採用強化が目的

例えば、

  • 採用TOP

  • 仕事紹介

  • 社員紹介

  • 福利厚生

  • 会社の特徴

  • FAQ

  • 募集要項

  • エントリー

など。

採用をどれだけ重視するかによって規模が変わります。

SEOによる集客が目的

基本ページに加えて、

  • コラム

  • FAQ

  • 専門知識

  • 比較記事

  • 事例

  • サービス詳細

などを継続して追加していきます。

大量の商品・物件・求人・店舗などを掲載する

CMSを利用して、

  • 商品

  • 求人

  • 物件

  • 店舗

  • 事例

などを継続的に登録します。

このタイプでは数百〜数千ページになることもあります。

ESコンピューティングでは基本6ページ程度から制作

ESコンピューティングのサブスク型ホームページ制作では、一般的な企業ホームページとして6ページ程度を基本に制作しています。

ただし、

「企業ホームページなら6ページが最適」

という意味ではありません。

例えば、

  • 会社案内として利用したい

  • サービスが1〜2種類

  • 基本的な会社情報が伝わればよい

という会社であれば、6ページ程度でも十分な情報を掲載できることがあります。

一方、

  • 複数の事業を展開している

  • サービスごとに詳しく説明したい

  • 採用を強化したい

  • SEOに取り組みたい

  • 制作事例を増やしていきたい

という会社では、より多くのページが必要になる場合があります。

そのため、打ち合わせで事業内容やホームページの目的を確認しながら、必要な構成を考えています。

公開後にコンテンツやページを増やすこともできる

ホームページは、公開した時点で完成して固定されるものではありません。

会社を運営していれば、

  • 新しいサービスが始まる

  • 料金が変わる

  • スタッフが増える

  • 制作実績が増える

  • FAQを追加したい

  • 採用を始める

  • 新しい情報を発信したい

といった変化があります。

そのため、最初から大量のページを作るのではなく、必要に応じてホームページを成長させていくこともできます。

ESコンピューティングでは、公開後の修正を月2回までご依頼いただけます。

1回につき15〜30分程度の作業量を目安としており、文章や写真の変更だけでなく、内容によっては新しいコンテンツの追加にも対応しています。

また、契約しているページ数に余裕があり、作業量が目安の範囲であれば、新しいページの追加に対応できる場合もあります。

大きなページ追加や構成変更については、内容を確認したうえで別途お見積もりしています。

「何ページ必要?」ではなく「何を伝える必要がある?」から考える

企業ホームページに必要なページ数には正解がありません。

5ページ程度で十分な会社もあります。

20ページ、50ページ必要な会社もあります。

情報を継続的に追加していけば、100ページを超えることもあります。

商品、求人、物件、店舗、コラムなどを大量に掲載するWebサイトでは、1,000ページ以上になることもあります。

だからといって、ページ数が多いほど良いホームページになるわけではありません。

重要なのは、

  • ホームページの目的は何か

  • 誰が見るのか

  • その人は何を知りたいのか

  • どの情報を分けたほうが分かりやすいのか

  • 公開後にどのような情報を増やしていくのか

です。

ホームページを制作するときには、

「何ページ作るか」から考えるのではなく、「何を伝える必要があるか」から考える。

その結果として5ページになることもあれば、100ページ、1,000ページになることもあります。

自社の目的や事業内容に合わせて、必要なホームページの規模を考えていきましょう。