ホームページ制作会社のサービスを見ると、

「公開後は自分で簡単に更新できます」

「専門知識がなくても更新可能」

といった説明をよく見かけます。

確かに、自分で文章や写真を変更できることは便利です。

営業時間が変わったとき。

新しい実績を掲載したいとき。

スタッフが増えたとき。

制作会社へ連絡せず、自分ですぐに変更できます。

ただし、

自分で更新できることと、自分で更新した方がいいことは別です。

会社によっては、ホームページを変更するのは年に数回程度ということもあります。

そのために管理画面の操作方法を覚えたり、画像を調整したり、レイアウトが崩れないように気をつけたりするのであれば、

「変更したい内容を制作会社へ送って、あとは任せる」

という方法の方が合っている場合もあります。

この記事では、自分でホームページを更新するメリットと、制作会社に更新を任せるという選択肢について解説します。

自分で更新できるホームページは便利

自社でホームページを更新できることには、もちろんメリットがあります。

例えば、

  • お知らせを掲載する

  • 文章を変更する

  • 写真を変更する

  • ブログを書く

  • 実績を追加する

といった作業を、自分のタイミングで行えます。

特に更新頻度が高い会社では便利です。

例えば毎週新しい施工事例を追加する会社や、頻繁にイベント情報を発信する会社なら、毎回制作会社へ依頼するより自分たちで更新できた方が早いでしょう。

つまり、

自社更新が良いかどうかは、更新頻度や社内体制によって変わります。

「簡単に更新できます」と言われても、実際には作業がある

WordPressなどのCMSを利用すれば、専門的なプログラミングをしなくても文章や画像を変更できます。

ただ、

「誰でも簡単に更新できる」

と聞いて、

本当に何も考えず変更できると思ってしまうと少し違います。

例えば写真を追加するときでも、

  • 写真のサイズ

  • 縦横比

  • 画質

  • ファイル容量

  • トリミング

  • 配置

などを考えることがあります。

文章を追加するときも、

  • 見出し

  • 余白

  • 改行

  • 文字量

  • 他ページとのバランス

などによって見え方が変わります。

操作そのものは簡単でも、

見やすい状態を保ちながら更新するには、多少の判断が必要

ということです。

年に数回しか更新しないなら、操作を忘れることもある

例えば、

「営業時間が変わったときだけホームページを直す」

という会社なら、更新は年に1〜2回かもしれません。

前回操作したのが8か月前。

久しぶりに管理画面を開いて、

「どこから変更するんだっけ?」

となることもあります。

操作マニュアルを探して、ログイン情報を探して、変更箇所を確認する。

10分で終わる修正のために、その準備に時間がかかることもあります。

頻繁に更新する会社なら操作に慣れますが、

ほとんど変更しない会社ほど、自社更新のメリットは小さくなりやすい

とも言えます。

社内の誰が更新するのかも考える

ホームページを自社で更新するのであれば、

誰が担当するのか

も決める必要があります。

例えば、

  • 社長

  • 事務担当

  • 広報担当

  • Web担当者

などです。

最初は担当者が決まっていても、その人が退職したり異動したりすることがあります。

すると、

「ホームページをどうやって更新するのか分かる人がいない」

という状態になることがあります。

小さな会社では、ホームページ専任担当者を置くことが難しい場合もあります。

そのため、

社内で更新できる仕組みを作ることと、実際に継続して更新できる体制があることは別

です。

社長自身がホームページを更新する必要はある?

小規模な会社では、

「ホームページ担当=社長」

になることも珍しくありません。

もちろん、自分でホームページを触ることが好きなら問題ありません。

ただ、

ホームページの文章を直す。

写真を加工する。

画像をアップロードする。

レイアウトを調整する。

という作業に1時間かかるのであれば、

その1時間を本業に使った方がよい

という考え方もあります。

自分でできるから自分でやる。

ではなく、

自分でやる必要があるか

まで考えてみてもよいでしょう。

「更新費用がかからない」だけで判断しない

自社で更新できるホームページのメリットとして、

「更新費用がかからない」

と言われることがあります。

確かに、制作会社へ毎回修正費を支払う必要がなければ、お金はかかりません。

ただし、自分で作業する時間は必要です。

例えば月に2時間ホームページの修正をしているなら、年間では24時間になります。

その時間を、

  • 営業

  • 顧客対応

  • 現場

  • 商品開発

  • 経営

などに使うこともできます。

そのため、

費用だけでなく、自分たちの時間もコストとして考える

ことが大切です。

自分で更新した方がいい会社

では、自社更新が向いているのはどんな会社でしょうか。

例えば、

更新頻度が高い

毎週、毎月のように情報を追加する会社です。

ブログを積極的に書く

SEOや情報発信のために社内で記事を作る会社です。

実績を頻繁に追加する

施工事例、制作実績、商品情報などを定期的に掲載する会社です。

社内にWeb担当者がいる

ホームページを管理する担当者が決まっている場合です。

すぐに情報を公開する必要がある

制作会社へ依頼している時間がないほど更新スピードが重要な場合です。

このような会社なら、自社で更新できる環境を用意するメリットは大きいでしょう。

制作会社に任せた方がいい会社

一方、制作会社への依頼が向いている会社もあります。

例えば、

年に数回しか変更しない

会社情報やサービス内容がほとんど変わらない会社です。

Web担当者がいない

ホームページのために担当者を決めたくない会社です。

本業に時間を使いたい

ホームページの操作を覚えるより、変更内容だけ伝えて対応してほしい会社です。

デザインを崩したくない

写真や文章を追加した結果、ページ全体のバランスが崩れることを避けたい場合です。

パソコン操作が得意ではない

無理に管理画面を操作したくない会社もあります。

こうした会社では、

自分で更新できることより、必要なときに頼めること

の方が重要になります。

「自分で更新できる」と「自分で管理する」は違う

もう一つ分けて考えたいのが、

ホームページの内容を更新すること

と、

ホームページそのものを管理すること

です。

文章や写真を変更することは、自社でも比較的簡単にできます。

一方、ホームページの管理には、

  • サーバー

  • ドメイン

  • SSL

  • WordPress

  • テーマ

  • プラグイン

  • セキュリティ

  • バックアップ

などがあります。

記事を書けるからといって、これらもすべて自社で管理しなければならないわけではありません。

例えば、

ブログは自社で更新し、システム管理は制作会社に任せる

という方法もあります。

WordPressだから自分で全部管理しなければならないわけではない

WordPressは、自分でコンテンツを更新できるCMSとして広く利用されています。

しかし、

「WordPressを使っている=自社で管理しなければならない」

ということではありません。

制作会社側でシステム管理を行いながら、

お客様自身は必要に応じて記事だけ投稿する。

あるいは、

お客様自身は一切管理画面を触らず、修正も制作会社へ依頼する。

どちらも可能です。

WordPressを使う理由は、

お客様自身が更新するためだけではありません。

制作会社側から見ても、継続的な修正やページ追加を行いやすいというメリットがあります。

自分で更新するとレイアウトが崩れることもある

管理画面から文章を変更したとき、

想定より文章が長くなり、レイアウトが崩れることがあります。

写真を縦長のまま入れてしまい、ページのバランスが変わることもあります。

文字サイズや装飾を増やしすぎて、ページ全体のデザインが統一されなくなることもあります。

もちろん、ルールを決めて運用すれば防ぐことはできます。

ただ、

「たまにしか更新しない」

のであれば、

変更内容だけ制作会社へ送り、サイト全体に合わせて調整してもらう

方が楽なこともあります。

更新依頼は意外とシンプルでもいい

制作会社へ修正を依頼するというと、

「きちんと原稿を作らないといけない」

と思うかもしれません。

例えば、

「営業時間を9時〜18時から10時〜18時へ変更してください」

「この写真に差し替えてください」

「新しいスタッフを1名追加してください」

という程度でも十分な場合があります。

どこをどう変更したいのかが分かれば、制作会社側でホームページに合わせて調整できます。

つまり、

ホームページを変更するたびに、自分で管理画面を操作する必要はありません。

LINEやメールで修正内容を送るだけという運用もできる

小規模な会社にとっては、

「管理画面にログインしてください」

より、

「変更したい内容をメールやLINEで送ってください」

の方が楽な場合があります。

例えば、

「料金を8,000円から9,000円に変更」

「この写真に変更」

「スタッフが1名増えました」

という内容を送る。

あとは制作会社側でホームページへ反映する。

こうした運用なら、

お客様自身がWeb制作の知識を持つ必要はほとんどありません。

制作会社に任せると修正に時間がかかることもある

もちろん、制作会社へ依頼する方法にもデメリットがあります。

最大の違いは、

自分の好きなタイミングで即座に変更できるとは限らないこと

です。

例えば、

「今から10分以内にお知らせを公開したい」

という場合には、自社更新の方が向いています。

また、制作会社によっては、

  • 修正1回○円

  • 月額契約が必要

  • 対応まで数営業日

という場合もあります。

そのため、制作会社に依頼する場合には、

  • 修正費用

  • 修正回数

  • 対応範囲

  • 対応スピード

などを確認しておくことが大切です。

修正し放題である必要もない

逆に、

「ホームページは修正し放題の方がいい」

とも限りません。

年に数回しか変更しない会社なら、

修正無制限の高額なプランを契約する必要はないかもしれません。

重要なのは、

自社の更新頻度に合った仕組みを選ぶこと

です。

頻繁に変更するなら、自社更新または修正回数の多いサービス。

たまにしか変更しないなら、必要なときだけ対応してもらえるサービス。

というように考えます。

「更新できるか」より「運用できるか」

ホームページ制作を選ぶとき、

「自分で更新できますか?」

を確認することは大切です。

ただ、それだけではなく、

実際に公開後どう運用するのか

まで考えてみてください。

例えば、

毎週ブログを書く予定なのか。

年に数回会社情報を変えるだけなのか。

実績を定期的に追加するのか。

Web担当者がいるのか。

これによって必要な仕組みは変わります。

機能として更新できても、誰も更新しないのであれば、その機能を重視する必要はありません。

更新しない会社も普通にある

ホームページを作ったあと、

何かを毎月更新しなければならないわけではありません。

紹介営業が中心。

事業内容がほとんど変わらない。

会社案内として利用している。

という会社なら、半年や1年以上、表側の内容を変更しないこともあります。

それでも現在の情報として正しいのであれば問題ありません。

そのため、

「自分で更新できるか」がそもそも重要ではない会社

もあります。

ESコンピューティングでは、お客様自身での更新を前提にしていません

ESコンピューティングでは、WordPressを利用してホームページを制作しています。

WordPressなので、お客様自身で記事を投稿したり内容を変更したりすることも可能です。

ただし、

お客様自身が日常的に管理画面を操作することを前提としたサービスではありません。

ホームページのためにWordPressの使い方を覚えたり、サーバーやシステムについて勉強したりしなくても使えるようにしています。

普段はそのまま使い、

変更したいことが出てきたときだけご連絡いただく。

という利用方法でも問題ありません。

公開後の修正は月2回まで対応

ESコンピューティングでは、公開後の修正を月2回までご依頼いただけます。

これは、

「文章2箇所まで」

という意味ではありません。

1回につき15〜30分程度の作業量を一つの目安として、

複数の文章変更や写真変更などをまとめてご依頼いただくこともできます。

例えば、

  • 営業時間を変更

  • 料金を変更

  • 写真を数枚差し替え

といった内容をまとめて1回の修正として対応できる場合があります。

文章や写真の変更だけではない

修正内容によっては、

  • FAQ追加

  • 実績追加

  • スタッフ追加

  • サービス内容追加

などにも対応できます。

また、契約しているページ数に余裕があり、作業量が目安の範囲であれば、新しいページを追加できる場合もあります。

大きな変更については別途お見積もりとなりますが、

日常的な小さな変更は、自分で作業しなくても依頼できる

という運用です。

サーバーやシステムの管理も任せられる

ESコンピューティングでは、ホームページの文章や写真の修正だけでなく、

  • サーバー管理

  • ドメイン管理

  • WordPressなどのシステム更新

  • セキュリティ対策

  • バックアップ

なども継続して行っています。

そのため、

「ホームページの中身だけではなく、裏側の管理もあまり考えたくない」

という会社にも向いています。

自分で更新する方が向いている会社もある

もちろん、

「すべて制作会社へ任せる方が正解」

というわけではありません。

例えば、

毎日お知らせを投稿したい。

毎週施工事例を追加したい。

SEOのために社内でブログを書きたい。

すぐに内容を変更する必要がある。

という会社なら、自分たちで更新できた方が便利です。

その場合には、

自社更新と制作会社による管理を組み合わせる

方法もあります。

例えば、

ブログ記事は自分たちで投稿する。

デザイン変更やシステム管理は制作会社へ任せる。

という形です。

どちらが正解ではなく、自社に合う方法を選ぶ

ホームページを自分で更新する方法。

制作会社に任せる方法。

どちらにもメリットがあります。

自分で更新すれば、好きなタイミングですぐ変更できます。

制作会社に任せれば、操作方法を覚えたりレイアウトを気にしたりする必要がありません。

そのため、

「自分で更新できるホームページの方が優れている」

とも、

「全部制作会社に任せた方がいい」

とも言えません。

大切なのは、

自社がホームページをどのくらい変更するのか

です。

まとめ|自分で更新できることが、必ずしも一番便利とは限らない

自分でホームページを更新できることは便利です。

特に、頻繁に情報を発信する会社なら大きなメリットがあります。

一方、

  • 年に数回しか変更しない

  • Web担当者がいない

  • ホームページ操作を覚えたくない

  • 本業に時間を使いたい

という会社なら、

必要なときだけ制作会社へ修正を依頼する

という方法もあります。

ホームページ制作を選ぶときには、

「自分で更新できますか?」

だけではなく、

「公開後、実際に誰が更新するのか」

まで考えてみることをおすすめします。

自分でできることが、必ずしも自分でやるべきこととは限りません。

普段はホームページのことを考えず、変更したくなったときだけ連絡する。

そんな運用の方が合っている会社もあります。