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ホームページを制作するとき、
「せっかくホームページを作るなら、問い合わせを増やしたい」
と考える会社は多いと思います。
しかし、ホームページを公開しただけで、自動的に問い合わせが増えるわけではありません。
デザインをきれいにして、会社概要やサービス内容を掲載し、お問い合わせフォームを設置しても、そのホームページを見に来る人がほとんどいなければ、問い合わせもなかなか発生しません。
一方で、問い合わせがほとんど発生していなくても、そのホームページが役割を果たしている場合もあります。
例えば、
といった用途です。
つまり、
「問い合わせが増えたかどうか」だけで、ホームページの価値を判断することはできません。
大切なのは、ホームページに何を求めているのかを最初に整理することです。
この記事では、ホームページを作っただけでは問い合わせが増えにくい理由と、問い合わせ獲得を目的とする場合に何を考える必要があるのかを解説します。
ホームページを公開すると、インターネット上では誰でも閲覧できるようになります。
しかし、
公開されたことと、人に見てもらえることは別です。
例えば、誰も通らない場所にきれいな店舗を作ったとしても、その店舗の存在を知られていなければ来店客は増えません。
ホームページも同じです。
どれだけきれいなサイトを制作しても、
などからアクセスされなければ、ほとんど見てもらえません。
ホームページは、公開した瞬間に集客が始まる魔法の仕組みではありません。
まずは、
ホームページへ人が来る仕組み
が必要です。
ホームページから問い合わせが発生する流れを単純化すると、
ホームページへ来てもらう
↓
内容を見てもらう
↓
依頼するか判断してもらう
↓
問い合わせてもらう
となります。
つまり、大きく分けると、
流入
と、
問い合わせにつながる内容
の2つが必要です。
ホームページが非常に分かりやすくても、アクセスが月に数人しかなければ問い合わせ件数には限界があります。
反対に、毎月何千人もアクセスしていても、サービス内容が分かりにくかったり、問い合わせ方法が見つけにくかったりすれば成果につながらないことがあります。
「ホームページから問い合わせを増やしたい」と考えるのであれば、
どうやって人を連れてくるか
と、
来た人に何を見せるか
を分けて考える必要があります。
企業ホームページへのアクセスには、さまざまな経路があります。
例えば、
「静岡 ホームページ制作」
「島田市 リフォーム」
「藤枝 税理士」
などと検索した人がホームページを訪れる流れです。
検索結果からアクセスを増やす施策がSEOです。
SEOによる集客を狙う場合には、検索する人がどのような情報を探しているのかを考え、その疑問に答えるページや記事を作っていく必要があります。
検索結果やWebサイト、SNSなどへ広告を掲載し、ホームページへアクセスしてもらう方法です。
広告を利用すれば、ホームページを公開したばかりでもアクセスを集めることができます。
ただし、広告をクリックしてもらうたびに費用が発生するため、広告から訪れた人が問い合わせにつながりやすいページを用意することも重要です。
店舗や地域サービスでは、Googleマップからホームページへアクセスされることがあります。
例えば、
などです。
Googleマップで会社を知り、その後ホームページを見てサービス内容を確認するという流れもあります。
Instagram、X、Facebook、YouTube、TikTokなどからホームページへアクセスしてもらう方法です。
SNS上で会社や商品を知り、
「どんな会社なんだろう?」
とホームページを確認するケースがあります。
取引先や知人から会社を紹介され、
会社名を検索してホームページを見るケースです。
この場合、ホームページそのものが新規顧客を見つけてきたわけではありません。
しかし、
紹介された人が依頼するかどうかを判断するための材料
としてホームページが機能しています。
オフラインで会社を知り、ホームページを見るケースです。
この場合もホームページは集客の入口というより、
会社について詳しく知ってもらう受け皿
として機能します。
ホームページ制作の話になると、
「問い合わせが何件増えるか」
だけが成果として語られることがあります。
しかし、すべての企業ホームページが問い合わせ獲得を最優先にする必要はありません。
企業ホームページには、さまざまな役割があります。
初めて取引する会社について検索したとき、ホームページがあるかどうかを確認する人は少なくありません。
などが確認できるだけでも、ホームページには意味があります。
営業担当者がすべてを説明しなくても、ホームページを見てもらえば、
などを確認してもらえます。
ホームページ自体が営業マンになるというより、
営業担当者の説明を補完する資料
として使われることがあります。
求職者は求人情報だけでなく、会社のホームページを見ることがあります。
仕事内容、社員、会社の雰囲気、事業内容などを確認し、
「この会社に応募するか」
を判断します。
採用が目的であれば、問い合わせ件数ではなく応募数や応募者の理解度などが重要になります。
営業時間、サービス内容、料金、よくある質問などを掲載することで、既存顧客への案内にも使えます。
電話で毎回答えていた質問をホームページへ掲載できれば、社内の対応負担を減らせることもあります。
例えば、年間数件しかホームページから問い合わせが来ない会社があったとします。
数字だけを見ると、
「ホームページが機能していない」
ように感じるかもしれません。
しかし、その会社がもともと、
のであれば、話は変わります。
紹介された相手が会社名を検索し、
「ちゃんとした会社だな」
「こういう仕事をしている会社なんだな」
と確認できれば、ホームページは役割を果たしています。
問い合わせ件数だけでは測りにくい効果もあります。
そのため、
ホームページの成功条件は、会社によって違います。
一方、
「ホームページから毎月新規顧客を獲得したい」
のであれば、会社案内だけのホームページとは考え方が変わります。
例えばサービス紹介ページでも、
「当社では○○を行っています」
だけでは、問い合わせを検討する人に十分な情報が伝わらないことがあります。
問い合わせを目的とするのであれば、
などを用意する必要が出てきます。
つまり、
同じホームページでも、目的によって必要な情報量や構成は変わります。
例えば、
という4つのサービスを提供している会社があったとします。
会社案内が目的であれば、「事業内容」という1ページに4つをまとめても問題ないかもしれません。
しかし、それぞれのサービスから問い合わせを獲得したい場合には、
とページを分けたほうが、各サービスについて詳しく説明できます。
検索エンジンからアクセスしてもらう場合にも、
「SEOについて調べている人」
をSEOのページへ直接案内できます。
前の記事でも解説したように、企業ホームページに必要なページ数は目的によって変わります。
問い合わせ獲得を重視するほど、判断材料を増やすためにページ数も増えやすくなります。
サービスを検討している人にとって、
「実際にどんな仕事をしている会社なのか」
は重要です。
例えば、
などです。
実績が豊富な会社でも、それをホームページに掲載していなければ、初めて訪れた人には分かりません。
特にサービス内容だけでは会社ごとの差が分かりにくい業種では、実績が重要な判断材料になります。
ただし、実績を掲載できない業種や、守秘義務によって会社名を公開できない仕事もあります。
その場合には、
など、公開できる範囲で伝える方法があります。
問い合わせを増やすために、
「料金は必ず掲載したほうがいい」
という話もあります。
しかし、これも業種によります。
料金体系が明確なサービスであれば、掲載したほうが検討しやすくなります。
一方、
といったサービスでは、固定料金を掲載するのが難しい場合もあります。
その場合には、
を掲載する方法もあります。
重要なのは、
問い合わせ前に知りたい情報を、可能な範囲で提供すること
です。
問い合わせを考えている人には、さまざまな疑問があります。
例えばホームページ制作なら、
といったものです。
こうした疑問をFAQとして掲載しておけば、問い合わせ前の不安を減らすことができます。
また、営業担当者が何度も説明している質問があるなら、その内容はホームページへ掲載する価値があります。
問い合わせフォームを設置しただけで、問い合わせしやすいホームページになるわけではありません。
例えばユーザーが、
「この会社に頼んでみようかな」
と思ったときに、
お問い合わせページまで何度も移動しなければならなければ、途中で離脱する可能性があります。
そのため、
など、自然な位置に問い合わせ導線を設置することがあります。
ただし、ボタンを大量に設置すればよいわけでもありません。
必要以上に問い合わせボタンが繰り返されると、読みづらく感じる場合もあります。
そのページを読む人が、
「次に何をすればいいか分かる状態」
を作ることが大切です。
問い合わせを増やす方法としてSEOがあります。
SEOに取り組むとき、
「とにかくブログを書き続ければいい」
と考えることがあります。
しかし、記事数だけ増やしても、検索されないテーマの記事ばかりではアクセスは増えません。
例えば、
を考える必要があります。
SEOでも、
ページを増やすこと自体ではなく、検索する人が必要とする情報を増やすこと
が重要です。
広告を使えば、ホームページを公開したばかりでもアクセスを集めることができます。
しかし、広告から訪れた人に対して、
という状態では、広告費を使ってアクセスを集めても問い合わせにはつながりにくくなります。
そのためWeb広告では、広告だけではなく、
クリックした後に表示されるページ
も重要です。
場合によっては、通常の企業ホームページとは別に、広告用のランディングページを用意することもあります。
ホームページを集客に活用するといっても、SEOだけに頼る必要はありません。
例えば、
などで会社を知ってもらい、最終的な情報確認や問い合わせにホームページを使う方法があります。
むしろ、複数の集客方法を組み合わせたほうが安定するケースもあります。
ホームページは、
すべての集客を単独で行うものではなく、さまざまな集客施策の受け皿
として考えることもできます。
ここも制作会社によって大きく違います。
ホームページ制作には、
を中心に行う会社もあります。
一方で、
まで支援する会社もあります。
そのため、
「ホームページ制作を依頼したから、集客まで全部やってもらえる」
とは限りません。
問い合わせ獲得を最重要目的としているのであれば、
制作会社がどこまで対応するサービスなのか
を確認する必要があります。
ESコンピューティングでは、初期制作費0円のサブスク型ホームページ制作を提供しています。
制作だけでなく、
なども継続して対応しています。
ただし、
「ホームページを作れば必ず問い合わせが増える」
というサービスではありません。
企業によってホームページの目的は違います。
会社案内として使いたい会社。
紹介営業の信用確認として使いたい会社。
採用に利用したい会社。
SEOで問い合わせを増やしたい会社。
広告の受け皿として利用したい会社。
それぞれ必要なホームページは変わります。
そのため、ホームページを制作するときには、事業内容や用途を確認しながら構成を考えています。
ホームページを公開した後、
「もう少しサービスについて詳しく書きたい」
「FAQを追加したい」
「事例が増えたので掲載したい」
といったこともあります。
ESコンピューティングでは、公開後の修正を月2回までご依頼いただけます。
1回につき15〜30分程度の作業量を目安としており、既存の文章や写真を変更するだけではなく、内容によっては新しいコンテンツの追加にも対応しています。
契約しているページ数に余裕があり、作業量が目安の範囲であれば、新しいページを追加できる場合もあります。
そのため、
まず必要なホームページを公開し、その後必要な情報を追加しながら育てる
という使い方もできます。
問い合わせ獲得を目的とするホームページでは、公開がゴールではありません。
公開後に、
を見ながら、必要に応じてホームページを改善していくことが重要です。
最初から完璧なホームページを作ることが難しい場合もあります。
実際に運用してみることで、
「この説明が足りない」
「このサービスへの問い合わせが多い」
「この質問をよく受ける」
と分かることもあります。
それをホームページへ反映していけば、少しずつ内容を改善できます。
ホームページを公開しただけで、自動的に問い合わせが増えるわけではありません。
問い合わせを獲得したいのであれば、
アクセスを集める仕組み
と、
訪れた人が依頼を判断できる情報
の両方が必要です。
一方で、すべての会社がホームページから大量の問い合わせを獲得する必要があるわけでもありません。
ホームページには、
など、さまざまな役割があります。
大切なのは、
「ホームページを作れば何件問い合わせが増えるか」から考えるのではなく、「この会社にとってホームページに何をしてもらいたいのか」を考えることです。
問い合わせ獲得が目的なら、そのための流入経路やコンテンツを用意する。
会社案内が目的なら、必要な情報を分かりやすく掲載する。
採用が目的なら、求職者が知りたい情報を充実させる。
目的によって、必要なホームページは変わります。
まずはホームページの役割を明確にし、その目的に合わせて制作・運用していくことが大切です。

森口 桂祐 ESコンピューティング 代表
静岡県島田市在住のITサポート専門家兼Web制作のプロフェッショナル。前職で培ったスキルを活かし、地域企業や個人事業主のデジタル化を支援。「フットワーク軽く、親切に」をモットーに、ITを通じて地域活性化に取り組んでいます。

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